工作機械受注とは?
工作機械受注は、日本工作機械工業会(JMTBA)が公表している設備投資の先行指標として使われる統計データです。受注速報が翌月10日には公表されるため速報性が高く、機械受注を予測する上で参考になります。受注額1,000億円が好不況の分かれ目として注目されています。
工作機械受注(総額)のトレンド
2019年9月の工作機械受注の動向
- 9月の工作機械受注速報値は989億円で前年比35.5%減。12ヶ月連続のマイナスで、好不況の目安となる1,000億円を2ヶ月連続で下回る。
- 内需は28.5%減の460億円、外需は40.6%減の529億円。内需が10ヶ月連続、外需が12ヶ月連続でマイナス。
- 日本工作機械工業会は2019年の受注見通しを1兆6,000億円から1兆2,500億円に引き下げ。2018年と比較して約30%減の水準で、リーマンショック以来の大幅な落ち込みとなる見込み。
- ただし、900億円を下回った8月受注と比較すると受注水準はやや持ち直し。外需は依然として弱い水準だが、内需の前年比は8月の39.8%減から9月の28.5%減にマイナス幅が縮小。
工作機械受注:外需 vs 内需
工作機械受注の超長期トレンド
※最終更新データは2019年9月速報値